千葉県農林総合研究センターから12月19日、県内で発生していたスイカ果実汚斑細菌病が適正に処理され、終息したと発表がありました。
感染源は、同病に汚染された種子と考えられるため、次作の作付けにも注意をするよう呼び掛けがあります。
国内ではスイカ、メロン、トウガンで発生報告があります。
感染すると全栽培期間で被害を与え、特に果実では果肉部が軟化腐敗します。苗では子葉に水浸状の小斑点が生じ、その後拡大して壊死(えし)班となります。主に、種子で伝染し、畑に残ったつるやこぼれた種子などが翌年の発生につながります。接ぎ木作業や、かん水で跳ねた水からも二次感染します。
同センターでは、無病の種苗の利用を徹底し、疑わしい病状を見つけたら早期連絡してほしいと呼び掛けをしています。
【日本農業新聞 2012年12月20日掲載文より参照】
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