長柄町葱(ねぎ)生産組合の秋冬ネギ出荷が9日から始まりました。同組合は4日、町内の葱組合出荷場で、秋冬ネギの査定会を開きました。生産者や県長生農業事務所、指定市場関係者、JA全農ちばなどから関係者が出席しました。
今年産は、夏の高温や10月以降の不安定な気候で例年より2週間ほど生育が遅れています。しかし、太さもそろい品質の高いネギに仕上がっています。
同組合は組合員9人で、秋冬ネギを中心に市場に出荷します。長生ねぎ協議会にも加入しています。
査定会は、情勢や出荷規格・今後の管理を確認し、生産者が持ち寄ったネギで現品査定を行いました。
市場関係者からは、「枯れ葉、病虫害葉は取り除き、根の切り過ぎに注意してほしい。」と注意を呼び掛けました。関係者は品質の良い「長生ねぎ」を安定出荷することを申し合わせています。
ネギは古くから薬用野菜として利用されていましたが、ネギの白い部分には風邪の症状改善に役立つといわれる硫化アリルが多く含まれています。刺激物質で、みじん切りにしたときに涙を出させる成分です。
効果的に食べるには、熱に弱く水に溶けるので、あまり加熱しすぎないほうが良いようです。例えばお味噌汁ができ上がって最後にたっぷり刻んだ白ネギを入れると効果的です。ネギ好きの方には、たまりませんね。
おいしく食べて、健康に冬を乗り切りましょう!
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