ブックタイトル平成27年度 春肥料・水稲農薬ガイドブック

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概要

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3.<用土消毒>の方法について(1)目的:育苗箱に発生する苗立枯病(カビ)や、細菌病の発生を予防するために行ないます。(2)用土消毒剤使用上の注意点1薬剤と育苗培土との混和は、播種7日前~播種直前に行なう。2薬剤の使用量をきちんと守る。3混和は均一に行なう。4播種前の床土への潅水はタップリと行なう。5播種直後の覆土への潅水はしない。(3)使用薬剤及び使用方法・苗立枯病(リゾープス菌)、細菌病予防に、2 0リットル(培土約1袋)に対して「フタバロンA粉剤」を100g混和し、覆土に使用する。・床土への潅水と、播種後の覆土が少ないと「根上がり」をしやすくなるので、注意する。※細菌性病害は、発生すると治す薬剤がありません。「フタバロンA粒剤」はカスガマイシン剤を含有、昨年多発した「もみ枯細菌病」にも優れた効果を発揮します。また、薬剤防除のほか、育苗期は高温にならないように温度管理にも注意しましょう。床土・覆土の消毒(使用にあたっては必ずマスク着用)培土の消毒(育苗箱1箱5 L(2 0 Lで4箱))種子苗立枯病(リゾープス菌)、細菌病予防に●覆土(1L)にフタバロンA粉剤5g/箱を混和する。(※20Lの培土にフタバロンA粉剤100g)を混和し、覆土に使用する。)床土(4L)苗立枯病(リゾープス、フザリウム、トリコデルマ)の予防に、ダコレート水和500倍液を箱あたり500ml播種時~緑化期(播種後14日まで、2回以内)に灌注する。参考:育苗中に発生する病気(カビ)病原菌防除薬剤使用時期使用倍率リゾープス菌フザリウム菌トリコデルマ菌30~40度の高温多湿灰色?カビダコニール1000条件で、育苗箱の表面または播種時~緑化期に発生。白カビダコレート水和剤(播種後14日まで)緑化期間中の低温(10ダコレート水和剤ピンクカビ度以下)条件下や、土壌?の乾湿の繰り返しなどでタチガレエースM播種時または500倍液を白カビ発生。籾の周りに発生。液剤発芽後箱当り生育適温は30度と高い500mlが、緑化開始時の低温が青緑?カビ播種時~緑化期ダコレート水和剤灌注発生を助長する。床土表(播種後14日まで)面(地際部)に発生。白カビビシウム菌出芽時及び、育苗期中の低温により、発生が助長される。ムレ苗タチガレエースM液剤播種時または発芽後フジワン粒剤の育苗箱施用(発根促進)フジワン粒剤の処理方法●処理時期:苗緑化始期(発芽後2~4日)●薬量:25~50g/箱(フジワン粒剤3kgで約100箱)●方法:均一散布後灌水し、薬剤をくずれさせる。9