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平成25年度 水稲の肥料・農薬ガイドブック page 40/42

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平成25年度 水稲の肥料・農薬ガイドブック

「水稲軽量一発特号」の取り扱いについて昨今、米の販売価格は低迷し、一方で原油高騰等を要因とする生産資材価格は値上がりを続け農業所得を圧迫しております。この間、JA長生としても米の直接販売の拡大等販売価格の確保に努めるとともに、系統を通じ生産資材メーカーとの価格交渉の中で、できるだけ価格上昇を抑える努力をすすめてまいりましたが、社会情勢等から思うような交渉結果が得られず、今、生産コストの低減をはかることは喫緊の課題といえます。この対策の一つとして、低コスト軽量一発肥料「水稲軽量一発特号」を、系統メーカーの協力のもと開発し昨年に引き続き25年度も販売することといたしました。この肥料は「とにかく低コスト」をコンセプトに開発した肥料で、価格はかなり安価になっておりますが、コストを抑えるため品質面で従来品と比べ使用上留意する事項が以下のとおりあります。?品質について1多成分配合(6種配合)のため、固結の可能性があります。2形状不揃いのため、側条施肥機には不向きです。(全層施用を基本でお願いいたします)3従来の一発肥料に比べ以下のような肥効(内容)の違いがあります。従来の例えば「コシヒカリ一発15(20-16-14)」は千葉県の施肥基準に基づき、チッソ20%のうち即効性(化成由来:早効き)と緩効性(コーティング由来:後効き)は約半々(5:5)です。これに比べこの「水稲軽量一発特号(20-15-15)」はチッソ20%のうち即効性と緩効性の比率は約7:3です。したがって投入量に加減が必要です。例えば…「コシヒカリ一発15」を10aあたり2袋施用した場合早効き窒素量は約3kg:後効き窒素量は約3kg「水稲軽量一発特号」を同様に10aあたり2袋施用した場合早効き窒素量は約4.2kg:後効き窒素量は約1.8kgとなり、倒伏の可能性が大きくなります。特にコシヒカリは注意が必要です。?取り扱いについて1固結の可能性がありますので、配送は2月以降になります。(自己取りの場合も同様です)2したがってこの品目に限り1月精算価格はありません。(5月、9月精算のみ)注文書で精算時期を1月払いに○を付けた場合、この品目に限り5月精算とさせていただきます。3完全受注生産商品のため、原則的に予約受注分のみの販売とさせていただきます。当用期については取り扱えないこともあります。また、発注後のキャンセルはお受け出来ない場合もありますのであらかじめご了承ください。4大口予約奨励品目からは除外させていただきます。この「水稲軽量一発特号」については以上の事項を充分ご理解いただき、ご注文いただきますようお願い申し上げます。38