ja_guide25

平成25年度 水稲の肥料・農薬ガイドブック page 14/42

電子ブックを開く

このページは ja_guide25 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
平成25年度 水稲の肥料・農薬ガイドブック

ジャンボタニシの被害軽減対策(スクミリンゴガイ)長生地域水田ではジャンボタニシの発生が拡大しており、水稲では越冬貝により田植直後の苗が食害されるなどの被害が発生しています。気温が上昇とともにジャンボタニシの活動が活発になり、特に深水管理のほ場で被害が大きくなります。ジャンボタニシの根絶は困難です。しかし、薬剤による防除や石灰窒素による防除・耕種的な対策を組み合わせることによって被害を軽減することができます。なお、農薬の使用にあたっては、登録のある薬剤で安全使用基準を厳守して下さい。防除暦3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月ジャンボタニシの生活環冬眠期卵ふ化活動期産卵冬眠期冬眠スクミノン水稲の生育様相は種田植田植20日後出穂登熟収穫防除方法●浅水管理●水口、水尻金網を張る●薬剤散布●貝や卵塊を潰す●耕うんによる砕貝●主なジャンボタニシ防除剤の特長と使用方法10a当り使用商品使用時期効果水管理使用上のポイント使用量回数スクミノンキタジンP粒剤パダン粒剤移植後2~4kg2回以内(収穫90日前まで)(4kg推奨)本田初期収穫30日前まで5kg4kg2回以内6回以内殺貝食害防止~殺貝食害防止深水浅水浅水キタジンP粒剤中貝~大貝にも高い殺貝効果全面均一散布が基本(スポット処理不可)低温時には効果減少のおそれあり小貝は殺貝、中貝以上は食害防止ごく浅くして水中の農薬濃度を高めると効果的(浅水でジャンボタニシの行動を鈍らせます)主に食害防止効果ごく浅くして水中の農薬濃度を高めると効果的(浅水でジャンボタニシの行動を鈍らせます)ジャンボタニシは継続防除と広範囲での防除が効果的です(資料・写真提供:長生農業事務所)12