ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.487

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

7 Vol .487  はたけの話鳥類から農作物・家畜を守る! 県内の鳥類による農作物の被害面積は、約550haで横ばいで、カラスによる被害が多くを占めています。ビニールハウスが破られたり、家畜が襲われるなどの被害も出ています。 鳥害を防ぐ万全な対策はありませんが、色々な方法を組み合わせて、被害を減らしましょう。■耕種的対策 できるだけ深く播種し、鎮圧をしっかり行います。また、鳥用忌避剤を使用します。登録農薬の種類が少ないので、確認の上使用します。 また、エサとなる生ごみや野菜くずの放置はやめましょう。■防鳥網の設置 小面積の場合は、防鳥網で覆います。鳥の種類に合わせて編み目の大きさを選ぶこと、すき間をつくらない、たるませない、作物から離すなどの注意が必要です。 また、カラスにはテグスも効果があります。1?2m間隔で、高さ1m以上にはります。歩いて侵入しないように、側面は網にした方が効果的です。 施設の場合、開口部に防鳥網をはり、入口には20?30センチ間隔に紐をのれん状に下げると、侵入を減らすことができます。■道具の組み合わせ 防鳥テープ、爆音器、目玉模様、反射板など様々な道具があり、一時的に効果を発揮します。場所を変えたり、道具を複合的に組み合わせ、「慣れ」を防ぐことがポイントです。営農新着便「私達が作る米の信頼」を守るために 食品の安全性が叫ばれる中、米における異物混入が大きな問題となっています。石、木片、ガラス片、金属片等の混入が数多く報告されています。 米は食品であるとの認識を持ち、消費者に安全・安心な玄米を提供する為、生産工程ごとに下記内容をチェックし異物混入を防ぎましょう。異物混入防止チェックリスト生産工程除 草出穂期刈 取乾 燥調 製保 管確 認 事 項圃場を巡回していますか?畦畔の除草をしていますか?出穂状態や草丈・草姿・葉色等圃場確認をしていますか?全圃場確認していますか?刈取前の圃場内を確認していますか?刈取前にコンバインの清掃と点検を徹底していますか?乾燥機の清掃と点検を徹底していますか?作業場は整理整頓のうえ清掃されていますか?保管場所は整理整頓のうえ清掃されていますか?チェック欄 対   策○圃場の巡回により空き缶 ガラス瓶等の清掃を行う○除草作業により畦畔の清掃○交通量の多い圃場の巡回○使用前の清掃○機械の整備○刈取前の圃場確認○使用前の清掃○機械の整備○使用前の清掃○作業時には、不要なものを 身に着けない○使用前の清掃○虫・鼠等駆除○施錠のある場所に保管コ メ ン トガラス片や金属片等は、圃場内に捨てられたジュース等の空き瓶や空き缶からの混入が多い。除草作業が不十分だと雑草の種子の混入やカメ虫による着色粒の発生金属ではネジ等の混入が多い石の混入は、倒伏した稲に付着した泥から混入金属ではネジ等の混入が多い作業場所の飲食をしない清掃が不十分だと異物混入や虫・鼠等の被害の発生原因  千葉県の鳥類による農作物被害面積(ha)