ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.485

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

11 Vol .485 図1 トマト黄化葉巻病はたけの話トマト黄化葉巻病に注意 トマト黄化葉巻病は、タバココナジラミという1ミリ程度の害虫が媒介するウイルス病で、生長点付近の葉が黄化し萎縮する症状を示します(図1)。■対策◆コナジラミをハウスへ入れない ハウスの開口部に0.4ミリ目のネットを隙間なく張り、コナジラミの侵入を防ぎます。◆殺虫剤によるコナジラミ防除 スタークル顆粒水溶剤、ベストガード水溶剤、コルト顆粒水和剤等、トマトに登録のある薬剤を定期的に使用します。◆コナジラミの増殖源を作らない トマト黄化葉巻病の発病株は新たな感染源となりますので見つけ次第抜き取り処分します。また、コナジラミは、トマト以外の多くの農作物や雑草もすみかとします。トマト圃場周辺の雑草は確実に除草し、周辺の露地野菜等についても確実にコナジラミ防除を行いましょう。特にサツマイモはコナジラミが好むため要注意です。◆トマト残渣の適正処理 水分が残った状態のトマト残渣はコナジラミのエサとなります。また、捨てたトマトから生じる「野良生えトマト」は危険な感染源です。栽培中に生じる残渣はそのまま圃場周辺に放置せず、古ビニールで覆う等の対策を取りましょう。 トマト産地では非常に問題となっている病気ですので、家庭菜園等でトマトを栽培する場合は感染源とならないように十分注意してください。近くにトマトのハウスがある場合はトマト以外の品目を作るなど、地域の御理解、御協力をお願いします。営農新着便猪などの被害を防ぐ電気柵について 年々増加傾向にある猪などの被害から農作物を守るため、電気柵の講習会・実演会を5月11日に日吉支所で開催しました。生産者、JA全農ちば、JA担当者、メーカーら約20人が出席しました。 講習会では、電気柵を設置する際の注意点や十分に効果を発揮させるためのポイント、感電や漏電といった事故を起こさないための注意点などを学びました。実演会では、参加者全員で電気柵を実際に組み立て、設置方法を実践しました。参加者は「簡単に設置することができた。自分の圃場にも設置してみたい」と話しました。 管内では、山間部を中心に被害が発生しています。農作物の食害はもちろん、その他にも猪が農地で泥浴をすることで、農地が凸凹にされてしまう、収穫前の作物が獣臭くって収穫できなくなってしまうなど、深刻な問題となっています。 今回の電気柵につきましては、各支所指導経済課窓口でチラシを配布しています。詳しくはそちらをご覧く電気柵の設置を体験 ださい。日中長柄町で発見された猪