ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.471

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

Vol .471 8はたけの話ナス、シシトウの定植みみよりあぐり情報 露地栽培でのナス、シシトウの定植について紹介します。 いずれもナス科なので、連作障害回避のため、トマト、ジャガイモなど同じナス科の作物を3年以上栽培していないほ場を準備しましょう。■ナス(露地栽培)●基肥 10aあたり成分で、窒素、リン酸、カリそれぞれ20㎏ 程度が目安です。ナスは一般的に多肥を好みますが、生育初期に窒素が効き過ぎると過繁茂となり結実不良を招きますので、緩効性肥料を主体にするとよいでしょう。また、苦土や石灰の欠乏が出やすいので、苦土石灰を10aあたり100㎏ 程度投入します。●植え方(3本仕立て) ベッド幅70㎝、通路幅130㎝程度でうねを立て、雑草予防のため黒マルチを張ります。5月上旬頃、一番花の開花前後の苗を株間60㎝ 程度で一条植えします。アブラムシの防除のため、ベストガード粒剤を株あたり1?2g 、植え穴に土壌混和するなど、生育初期の害虫防除を行いましょう。■シシトウ(露地栽培)●基肥 ナスと同じ。肥料は緩効性肥料を主体に、苦土石灰も施用します。●植え方(4本仕立て) ベッド幅150㎝、通路幅30㎝、高さ20㎝ 程度でうねを立てます。黒マルチを張り、定植までに地温を確保しておきます。5月上旬、一番花の開花直前の苗を株間80㎝程度で一条植えします。ナスと同様に、生育初期の害虫防除を行いましょう。植付け後、すぐに苗を仮支柱に誘引し、ある程度伸びたら第2枝分枝4本を支柱に誘引します。【ポイント】 ナス、シシトウともに定植は活着を良くするため、3日以上前にマルチを張って地温を高めておき、晴天の午前中に行いましょう。地温が15?17℃以上あると活着が良くなります。地温は測る深さや時刻により異なります。午前10時頃に深さ10㎝の地温が15℃あれば大丈夫です。営農新着便飼料用米で過剰作付を解消しましょう米価下落の要因について 近年、食の欧米化がすすみ、お米の需要が減っています。 需要に対し生産量が上回ると、在庫量が増え市場の下落を招きます。■消費量は、ピーク時から半減 米の年間1人当たり消費量は、年々減少し、平成25年度には56.9㎏と、ピークである昭和37年度から半減しました。 これに伴い、全国の米の需要量も減少し、平成25年7月から26年6月までの1年間の需要実績は、787万トンとなりました。■在庫量の見通しは、230万トン 米の供給量と需要量から見通した平成27年6月末の民間在庫量は、230万トンとされました。(農林水産省「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」)。■千葉県は、超過作付全国ワースト1 千葉県は、平成7年産以降、国から配分を受けた以上に主食用米を作付する状態が続いています。 平成26年度の超過作付は76,000トン(11,500ha)で、全国の超過作付240,000トン(28,000ha)の3分の1ほどを占めています。10㎏(精米)米の消費量の推移(1人1年当たり供給量)118.356.9120.0100.080.060.040.0昭35昭40昭45昭50昭55昭60平2平7平12平17平22平25240181 180224 220 230平23年平24年平25年平26年平27年220200180160140120100万トン民間流通における6月末在庫の推移超過作付(平成26年産)全国24.0万トン(28,000ha)①千葉県7.6万トン(11,500ha)②茨城県5.5万トン(6,900ha) ③新潟県3.6万トン(4,900ha) ④埼玉県1.7万トン(2,700ha)⑤愛知県0.7万トン(1,500ha) ⑥高知県0.6万トン(1,800ha)