ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.469

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。●稲WCSとは 稲の穀実と茎葉を合わせて収穫後、密封して乳酸発酵をさせた飼料です。多くの場合、円柱状に形成し、ラップフィルムを巻きつけ、屋外に貯蔵します。 水田活用の直接支払交付金の助成が受けられることから、近年急速に生産量が増え、長生地域では26年に、約27haで栽培されました。 栄養価は、熟期により変化しますが、TDN(可消化養分総量)で、50?55%と輸入イネ科乾草と同程度で、β‐カロテン、ビタミンEが豊富です。また、硝酸やカリウムが少なく、乾乳牛にも給与できます。 価格高騰が続く輸入乾草より安く流通していますので、コスト低減や経営の安定のために利用してみませんか。●稲WCSの利用上の注意■水の浸入を防ぐため、水がたまらない場所へ保管します。■ねずみや鳥の害を防ぐために、 ロールは間隔をあけて並べ、ネット等で覆い保管します。■夏場を超え長期保存をする場合は、ラップフィルムは8層巻き以上にします。■乳牛の場合、イネ科牧草の替わりに、現物(黄熟期収穫)で、一日当たり、3?5㎏ であれば問題なく給与できます。給与量は、徐々に増やします。■乳牛に、黄熟期以降の収穫物を多く給与する場合、モミの消化率が低いため、不足する栄養価を濃厚飼料で補充します。営農新着便 農産物の安全性を確保する仕組みとして、その農薬を使った農産物を人が一度にたくさん食べた場合の影響についても評価する基準(ARfD)を設けて、長期及び急性それぞれの安全性が確保されるよう残留基準設定のルールが変わることになりました。登録変更:アセフェ―ト剤を有効成分とするオルトラン粒、水和、ジェイエース粒、水溶ベンフラカルブ関連剤を有効とするオンコルマイクロカプセル、オンコル粒剤、カルボスルファン有効成分とするガゼット粒、アドバンテージ粒ジメートエートを有効成分とする、ジメートエート乳剤、粒の変更がありましたので、お手元にこの剤がありましたら最寄りの各支所指導経済課にご確認願います。パイプハウスの補償制度 風雪災害等によるハウス被害の復旧費用は予期せぬ多額の負担になっています。全農では生産者の方々に安心して営農を続けていただけるようハウスに引き渡し後3ヵ年の補償を付帯する制度を開始しています。全農がJAを通じて供給した施設で、全農(系統)が施工したもので、施主自ら施工したものは対象外です。生産者の皆様には保険料は一切発生しません。 又、ビニールフィルム等の被覆材の単独損害は対象外となります。保険金の算出方法ですが災害の割合になります。お問い合わせ等は最寄りの各支所指導経済課まで願います。農薬・種もみの扱いについて 水稲春農薬は1月下旬から、種もみは2月中旬より順次配達いたします。配送されましたら必ず「送り状」と「現品」の数量をご確認願います。万一、品名・数量にご不明な点がありましたら、最寄りの各支所指導経済までお問い合わせください。農薬登録における新たな評価基準(短期暴露評価)の導入にあたり一部の農薬で使用方法が変更・削除されます。はたけの話長生農業事務所改良普及課インフォメーション稲ホールクロップサイレージ(稲WCS)を上手に利用しましょう。5 ちょうせいC H O S E I - v o l . 4 6 9 円柱状に形成し、フィルムを巻く