ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.467

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。 冬は植木の手入れの大切な時期です。多くの落葉樹が葉を落とし、休眠期を迎えています。 この時期の重要な管理作業は、剪定、寒肥、害虫防除です。●剪定 11月に落葉したら剪定の適期です。茂りすぎた枝は生育不良や病害虫の発生原因となるので、風通しや日当たりが良くなるように整理します。 ①枯れ枝②病害虫に侵された枝③乱れた枝、下に伸びた枝、混みすぎた枝の順に切ります。また、伸びすぎた枝の切り戻しを行います。 剪定した枝や落ち葉は、病害虫の発生原因となるので処分します。●寒肥 冬に休眠する植物は春に萌芽しますが、地下の根は地上部の芽より一足早く、冬の終わりに目覚めて根を伸ばし始めます。この根に肥料分を吸収させ、春の萌芽に備えるのが寒肥です。 一般に、早い時期の寒肥(1月以前)には効き目が遅い有機質肥料(未発酵の油かすなど)が適し、遅い時期の寒肥(2月以降)には効き目が早い化成肥料が適しています。根の先端部がある部分をドーナツ状に浅く掘り、土と混ぜて施します。施肥量は成木1本当たり、油かす約600グラム、または大粒の化成肥料約200グラムを目安にします。●害虫防除 冬はカイガラムシの防除適期です。マシン油エアゾル(ボルン、カダンKなど)を散布して防除します。散布量が多くなる場合は専門の業者に依頼すると良いでしょう。営農新着便 農作物の安全性を確保する仕組みとして、その農薬を使った農産物を人が一生涯にわたって食べ続けても健康に悪影響が出ない量(ADI)をもとにしてそれぞれの残留基準が決められていますが、今後はさらに、人が一度にたくさん食べた場合の影響についても評価する基準(ARfD)を設けて、長期及び急性それぞれの安全性が確保されるよう残留基準設定のルールが変わることになりました。 ADI(一日摂取許容量) 人がある物質を毎日一生涯にわたって摂取し続けても健康に悪影響がないとされる一日当たりの摂取量。 ARfD(急性参照用量) 人がある物質を24時間以内に、多量に口から摂取した場合に健康に悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量。最大の作物摂取と最大の残留量で作物毎に評価。 今回アセフェートを有効成分とする、オルトラン剤・ジェイエース剤等の登録の変更がありましたので、お手元にこの剤がありましたら最寄りの各支所指導経済課にご確認願います。 今後も登録の変更がありますので、ご注意いただきご確認のうえ、新しい登録予定内容にてご使用ください。農薬登録における新たな評価基準が導入されます。はたけの話長生農業事務所改良普及課インフォメーション植木の冬期管理ちょうせいC H O S E I - v o l . 4 6 7 6