ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.463

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。1.5長生農業事務所改良普及課インフォメーションおいしいお米表1 長生地域における本年の出穂期・成熟期の目安品種ふさおとめふさこがねコシヒカリ移植日4月15日4月17日4月20日4月30日出穂期7月8日7月11日7月16日7月20日成熟期の目安8月10日頃~8月17日頃~8月24日頃~8月28日頃~ちょうせいC H O S E I - v o l . 4 6 3 6 お米の収穫が間近となりました。おいしい米作りのポイントは登熟後半まで根を生かし、適期収穫で、適切な乾燥をすることです。本年は出穂期が3日程早く、成熟期もやや早まる見込みです(表1)。●登熟期間の水管理について 出穂後の2週間は湛水管理で、その後、10日間は間断かんがいを行い、うわ根(表面に張るマット状の細かな根)の活力を維持し、米粒の充実を図ります。早期落水による品質低下を避けましょう。 乳白米の発生は出穂後15日頃までの高温(平均気温28度以上)や、過剰生育、あるいは出穂後の早期の葉色低下等が原因になります。乳白米を抑制するためには、登熟期まで適度な水分が必要です。 高温が予想される場合は、水利条件の許す範囲で灌漑を午後から夕方(夜間)に行い、水田の気温を低下させましょう。●カメムシ防除について 斑点米の原因となるカメムシは主にクモヘリカメムシ、ホソハリカメムシです。また、最近は小型のカスミカメムシ類の発生も確認されています。 斑点米は主として乳熟期以降に成虫や幼虫が穂を吸汁加害することで発生します。この時期は成虫よりも幼虫による被害の方が多くなります。幼虫が多い場合は防除を行います。薬剤の収穫前日数をよく確認し遵守します。●収穫適期の判定について 早刈りは青未熟米等の混入、刈り遅れは胴割米等が発生し、品質を低8月の稲作のポイント下させます。特に「ふさおとめ」は登熟が早いため、刈り遅れに注意しましょう! 帯緑色籾の割合(図)をみて判断します。帯緑色籾とは完熟籾に対して籾に少しでも緑色部分があるものをいいます。その割合が15%になった時が収穫適期です。収穫目安の2?3日前から帯緑色籾の割合を数え、刈取日を決めます。●収穫・乾燥・調製について 収穫作業は雨で濡れている時や露のある時間を避けて行います。 高温による急速な乾燥や過乾燥は胴割れ米を発生させ、品質・食味を低下させます。仕上がり水分は14.5%?15%とします。 また籾摺りは乾燥後、穀温が高い状態で行うと肌ずれや胴割れ米を生じます。選別には1.8㎜以上の網目を使います。