ブックタイトルja_201404

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概要

JA長生,広報,ちょうせい,農業,レシピ

今回は露地栽培での果菜類(ナス・ピーマン)の定植準備についてお話します。■ナス(露地栽培)●元肥10aあたり成分で、窒素、リン酸、カリそれぞれ20kg程度が目安です。ナスは一般的に多肥を好みますが、生育初期に窒素が効き過ぎると過繁茂となり結実不良を招きますので、緩効性肥料を主体にするとよいでしょう。ナスは苦土や石灰の欠乏が出やすいので、苦土石灰を10aあたり100kg程度投入します。●植え方(3本仕立て)ベッド幅70cm、通路130cm程度で畝を立てます。白黒ダブルマルチ又は黒マルチを張り、地温15℃以上を確保しておきます。1番花の開花前後の苗を株間60cm程度で1条植えし、殺虫剤としてアドマイヤー1粒剤を株あたり1?2g植え穴に土壌混和します。■ピーマン(露地栽培)ピーマンは果菜類の中でも高温性の野菜です。気温・地温が十分確保されてから定植しましょう。●元肥10aあたり成分で、窒素、リン酸、カリそれぞれ20kg程度が目安です。苦土石灰も10aあたり100kg程度投入します。●植え方(3本仕立て)ベッド幅100cm、通路幅80cm程度で畝を立てます。黒マルチ又は透明マルチを張り、地温17℃以上を確保しておきます。1番花の開花直前の苗を株間50cm程度で1条植えします。殺虫剤としてアドマイヤー1粒剤を株あたり1?2g植え穴に土壌混和します。◆定植時のポイント定植3日以上前にマルチを張って畝を完成させておき、地温を高めておくと活着がスムーズです。◆ほ場選定時の注意点連作障害を出さないために、ナス、ピーマン、トマトなどのナス科作物を3年以上栽培していないほ場を選定しましょう。ネコブセンチュウの心配のあるほ場では、畝立て前にネマトリンエース粒剤を10aあたり15?20kg施用し、よく土壌混和しておきます。はたけの話果菜類の定植長生農業経営体育成セミナーに参加しませんか?長生農業事務所では、長生地域で新しく農業に就いた青年農業者を対象に「農業経営体育成セミナー」を開催しています。研修期間は3年間です。1年目は農業に関する基礎的な知識を習得する「基本研修」、2年目は専門的な農業技術や経営知識、課題解決方法などについて学ぶ「専門研修」、3年目は経営感覚を養う「総合研修」を実施しています。研修は月1回程度で、講義だけでなく病害虫診断の実習や、地域内外の先進的な農業経営の視察などを行います。また、セミナーは仲間づくりの場でもあります。長生地域内外の青年農業者とのネットワークづくりも進めています。今までに多くの青年農業者の方々が受講し、立派な経営者に育っています。平成26年度の開講式は、5月下旬を予定しています。就農された青年農業者の方は、ぜひご参加ください。●お問い合せ長生農業事務所改良普及課℡22‐17717 C H O S E I - v o l .459ちょうせいパイプハウス設置実習米食味比較実習