ブックタイトルja_201404

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概要

JA長生,広報,ちょうせい,農業,レシピ

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所改良普及課インフォメーションおいしいお米くま先生、育苗期によくあるトラブルとその対策について教えて下さい!くまとぽちの稲づくり5育苗期の問題と対策※ぽちは長生地域の水稲農家、くま先生は稲作の研究をしている稲博士です。長生地域の水稲の育苗が始まります。水稲は苗半作、苗の良否が収穫に大きな影響を与えます。ぽちやくま先生と一緒に、よく発生する問題についておさらいしておきましょう。水稲育苗期の問題点6ちょうせいC H O S E I - v o l .459まずは苗の焼けです。換気遅れによる高温や緑化期の強い直射日光で生じます。次にムレ苗です。根の活力が低下し、水不足のように葉が巻き上がる生理障害です。次に細菌性の苗立枯病です。もみ枯細菌病、苗立枯細菌病、褐条病などがあります。育苗で大事なのは気温や床土の温度を正確に把握し、管理することです。3月、4月は温度変化が激しいですから温度計のまめなチェックが欠かせません。床土温度を把握するため、温度計はぶら下げるだけでなく苗箱にも差し込みましょう。基本技術を守って健苗育成に努めましょう!今年も確実に良い苗を育てます!床土温度30℃以上で発生しやすいです。発病後の薬は無く、ひどい時は捨てるしかありません。登録のある薬剤や温度管理で予防します。確かに一昨年、暑さで細菌病が多く発生しました。5℃以下の低温やその後の換気不足による高温、過湿などが原因です。低温時の保温、高温時の換気を忘れずに!カビによる苗立枯病です。急激な温度変化、乾湿の繰り返しによって発生しやすくなります。播種時に、カビに登録のある薬剤で予防するとともに、温度管理と換気をしっかり行ないましょう。被覆資材の適切な使用、ハウスの換気に努めてくださいね。写真:全農ハピネスもみ枯細菌病褐条病これだけでは不十分!