ブックタイトルJA長生「ちょうせい」vol.452

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概要

JA長生の広報誌「ちょうせい」

早晩玉葱品種の一例極早生早生中生中晩生マッハ、濱の宝、ハイゴールド1号ソニック、七宝早生7号、錦毬ターボ、アトン、ターザンもみじ3号、ネオアース4月下旬5月上旬5月末~6月上旬6月中旬    ―8月頃まで(自家用)品種により10月~12月頃まで品種名収穫期貯蔵可能期間5 ちょうせいC H O S E I - v o l . 4 5 2■苗作りのコツ●ベッドの準備は念入りに 種を播くベッドは丁寧に平らにして、播種の深さや覆土を一定にすることが重要です。これにより発芽や初期生育がそろいやすくなります。 また、晴天続きのときは、播種の数日前までに十分かん水して土中の水分を高めておきます。●芽が出そろうまで乾かさない! 播種後は十分かん水し、遮光ネットをかけます。排水の良いほ場では朝夕のかん水が必要で、種のある深さ1センチの部分が乾かないようにします。芽が出そろえば、かん水を徐々に減らしていきます。●播種は適期に 苗が細いと生育が悪く低収量に、逆に太すぎるとトウ立ちや分球しやすくなります。 種子袋等の表示を参考に、播種適期を守り、育苗日数55日程度で太さ6ミリ(祝い箸の太さ)を目指します。■長く楽しむには 収穫後の貯蔵可能期間は、品種によって異なるので、品種選びが重要です。早生品種は貯蔵に向かず、夏を越えると芽や根が出てきたり、傷みやすくなります。 一方、中生・中晩生品種は貯蔵に向きますが、栽培方法や保管方法によってもその期間は左右されてしまいます。 貯蔵性を高めるには、中生・中晩生の品種を選定し、肥料は控えめにして締め作りとし、適期(全体が倒伏してから約1週間後)に収穫します。 また、晴天日に収穫作業を行い、茎を長めに残して切り、よく乾燥させます。さらに傷のないものを選別し、風通しの良い日陰に吊るしておくと保存率が高くなります。はたけの話玉葱栽培営農新着便 多年生雑草は発生期間が長いため水稲生育期の除草剤だけでは防除が難しい雑草ですが、多くは8月?9月に掛けて来年の発生源となる塊茎を作るので、秋冬期の防除で来年の発生源を減らすことができます。 多年生雑草は稲刈りが終わると地上部が再生してくるので、稲刈り後の除草剤散布によって地下の塊茎まで枯らせます。「ラウンドアップマックスロード」や「タッチダウンiQ」は雑草への吸収が速やかで根まで移行するため、地下の塊茎に対する除草効果がありますので10月中旬までに散布し次年度の発生量を低下させましょう。 また、秋冬期のローター耕うんによって厳寒期の乾燥・低温で塊茎を枯殺することも重要です。■「米づくり」は秋の「土づくり」から ロータリーだけによる作業能率を重視したスピード耕うんにより年々作土層の低下が見られます。対策として根の分布範囲を拡げるためプラウ耕などによる作土層の拡大を図りましょう。 堆肥づくりの減少や散布する手間がないなどの理由から、水田における堆肥の施用は年々低下しています。有機物が少ないと土が硬くなる、地力窒素が少ない、養分が流れやすく土壌微生物が増えにくくなります。環境にやさしい稲づくりのためにもう一度堆肥や堆肥代替材、稲ワラなどの施用を見直しましょう。 秋に使用する土づくり肥料のうち、ケイ酸の補給として、農力アップ・ケイカル、リン酸の補給として、苦土重焼燐、腐塾の促進として、石灰窒素・ワラゴールドペレットなどをお勧めいたします。 ご相談、お求めは最寄りの営農経済センター、指導経済課までお願いいたします。水田難防除雑草には秋冬期防除を