ja_201305

JA長生「ちょうせい」vol.448 page 17/24

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

17 C H O S E I - v o l .448ちょうせいアサガオやヨルガオなど発芽に高温を要する草花は、気温が上がる今月前半にまくのが安全です。少々まき遅れても構いません。早くまいたものより、草丈が低い段階で花が咲き始めることになるだけです。この方が面白いかもしれません。夏至を過ぎて日長が短くならないと咲かないアサガオの栽培方法は、そんな応用例です。アサガオはつる性ですが、同じ仲間に、朱色で星のような花形やアサガオのようなロート状の花形で人気の高い草花・ルコウソウもあります。最近の調査で、こうしたつる性の草花が雑草化して、農地に入り込み、農作物の生育に害を及ぼしている例が増えているそうです。特に大豆では、つるが絡み付き、収穫作業をやりにくくしたり、大豆粒の汚粒発生の原因になったりしています。ひどい所では、大豆より先に畑を覆ってしまい、大豆の収穫が皆無になった例があるそうです。こうしたつる性の草花を作った土には、こぼれ種が混じっている可能性がありますので、農地の近くに捨てないようにしましょう。先月まいて育ってきた草花は、本葉1?2枚で3cm間隔に植え広げ、本葉5?6枚で定植します。定植するまでに、苗の葉が重なるほどに込み合ってしまうようなら、もう一度、移植しておくのがよいでしょう。菊やゼラニウム、ペチュニア、マツバボタン、マリーゴールドなど、いろいろな草花の挿し芽の時期です。あまり暑くなると発根が悪くなりますので、暑くもなく、寒くもなく、といった5月頃が挿し芽にいい時期です。川砂に挿し、乾燥させないように管理します。半日陰の場所に置いておきます。四季の花づくり早川京子高温で発芽の草花がまきどきご来場された方には、すてきなプレゼントをご用意しています。