ja_201305

JA長生「ちょうせい」vol.448 page 14/24

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所改良普及課インフォメーションおいしいお米分げつの促進田植後の中心作業は苗を順調に活着させ、分げつを促進させることです。早生種の「ふさおとめ」等は穂づくりへの生育転換が6月10日頃と早く、穂になる分げつは5月末で終わります。その後の分げつの多くは無効分げつ(穂にならない分げつ)となります。無効分げつの多少は基肥のチッソ施用量が深く関係します。●水管理田植え後、活着(発根)まではやや深水にして地温、水温を高く保ち、発根を促すとともに葉からの蒸散を調節して苗を萎れさせないように水の管理を行います。活着後は2?3cmの浅水にして水温・地温を高めます。気候が良く暖かい日は浅水にして、気温が低く寒い時は深水と天候をみて管理します。深水で管理を続けると発根や分げつの発生が悪くなるので注意します。「ふさおとめ」を4月25日までに田植をしたほ場では、5月下旬頃の田植後40日には必要な分げつが確保できます。高温による根ぐされ5月中下旬から昼夜高温が続くとワラ等の有機物の分解が始まり、ガスの発生で根ぐされを起こすことがあります。ガスが発生する場合は落水してガス抜きをします。中干し「ふさおとめ」は早く実施排水の悪い粘質土壌では溝切り機を使用し、4?6m間隔で溝を通します。4月20日植え「ふさおとめ」の中干し期間は5月25日頃から6月10日頃までで、「コシヒカリ」より10日早く作業を開始します。中干し中に土壌が乾き、ひび割れ田植後40日の生育が収量を決めるが進むことがあります。土壌の異常な乾燥はイネの生長を妨げると同時に水持ちの悪いほ場になります。中干し途中でも水を入れひび割れを防ぎます。ケイ酸の施用「コシヒカリ」へのケイ酸加里の施用は落水前の5月下旬に施用します。施用後の自然落水を待って中干しに入ります。除草剤を上手に使う昨年のヒエの発生の原因に、水が少ない状態での田植同時除草剤施用がありました。除草剤を使う場合の注意点は左記のとおりです。1水深3?5cmを確保する25月中旬の雑草の動きを観察必要により中期剤を使用する3悪性の雑草は適期に防除4畦畔雑草は早めに除く14ちょうせいC H O S E I - v o l .448根ぐされ下葉が赤褐色の小斑点溝切り作業6月上旬コシヒカリ生育調査調査株を決め、分げつ数、葉の枚数、葉色を調べる