JA長生「ちょうせい」vol.447

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

5 C H O S E I - v o l .447ちょうせい色彩が豊富で、お盆の仏花用に重宝されます。連作ができないので、毎年新しいほ場で栽培しましょう。品種は各種苗会社から販売されています。播種は4月中?下旬にかけて200穴セルトレイ等に行います。用土は種まき専用培土を使うと安全です。たっぷり潅水後、播種し軽く覆土します。乾燥防止のため新聞紙をかけ軒下など雨が当たらない場所に置きます。発芽し始めたら早めに新聞紙を取ります。本葉が4?5枚程度になったら定植時期です(播種後30日程度)。アスターは酸性土壌を嫌うため、ほ場がPH6以下の場合は苦土石灰等でPH6?7に調整します。浅根性で湛水及び乾燥に弱いことから、排水の悪いほ場は避けましょう。定植の1ヶ月以上前に完熟堆肥200kg/aを入れましょう。基肥は1a当たり窒素、リン酸、カリ各成分1.5kgを目安にします。栽植密度は株間15cm、条間15cmで定植します。倒伏防止のためフラワーネット等を使用します。15cm7目のネットを使用する場合、真ん中の1条を空けて6条植えとします。定植直後、乾かないように潅水を行います。また生育期間が高温期にかかることから、強い乾燥状態にしないよう適宜潅水しましょう。乾燥状態が続くと草丈が伸びずに開花してしまうことがあります。萎ちょう病等の土壌病害は気温の上昇とともに発生しやすくなります。立ち枯れ症状を見つけたら早急に抜き取ります。他の病害では灰色かび病が発生しやすく、害虫はハモグリバエ、アブラムシ、ウリハムシ等が発生します。適宜防除しましょう。株の中心になる花が6?7分咲きの頃、根元から切って収穫します。はたけの話お盆向けアスター栽培について「農業経営体育成セミナー」に参加しませんか?長生農業事務所では、長生地域で新しく農業に就いた青年農業者を対象に「農業経営体育成セミナー」を開催しています。研修期間は3年間です。1年目は農業に関する基本的な知識を習得する「基本研修」、2年目は専門的な農業技術や経営知識、課題解決などについて学ぶ「専門研修」、3年目は経営感覚を養う「総合研修」を実施しています。研修は月1回程度で、講義だけでなく病害虫診断の実習や、地域内外の先進的な農業経営の視察などを行います。また、セミナーは仲間づくりの場でもあります。長生地域内外の青年農業者とのネットワークづくりも進めています。今までに多くの青年農業者の方々が受講し立派な経営者に育っています。25年度の開講式は、5月中旬を予定しています。就農された青年農業者の方は、ぜひご参加ください。●お問い合せ長生農業事務所改良普及課℡0475‐22‐1771ベテラン野菜農家の畑で研修会農業は大変なこともたくさんあると思いますが、同世代のみんなでコミュニケーションをとりながら楽しくやりましょう!セミナー生の小倉さんからのメッセージ