JA長生「ちょうせい」vol.447

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JA長生の広報誌「ちょうせい」

10ちょうせいC H O S E I - v o l .447今月の特集「ごはん・お米とわたし」入賞作品のご紹介第37回今回は小・中学校生を対象に実施された「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール千葉県審査の入賞作品をご紹介いたします。37回目を迎えた「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールは、田植え・稲刈りなどの米作りの体験をつうじた驚きや喜び、家族と一緒に食べるごはんのおいしさなどを表現した作品や、農作業や地域の伝統文化などの「農の風景」を描いた作品、農業について自らの体験をもとに考えを書いた作品など、たくさんの力作が寄せられました。千葉県では、作文が2,396点、図画3,101点の応募がありました。学校奨励賞茂原市立東部小学校長生村立高根小学校入選ごはんがイチバン長生村立一松小学校六年藍駿介ぼくはごはんが大好きだ。自分で研いで炊いたごはんは格別だ。いくらでも食べられる。同じように思っている人は数多くいることだろう。今年はロンドンオリンピックがあり、ぼくは連日テレビ放送にくぎ付けになった。様々な競技の選手が、すばらしい結果を残して帰国した。そんな中、ある記者が柔道の選手に「今、一番食べたいものは何ですか。」とお決まりの質問をした。するとその選手は「やっぱり米ですね。」と迷わず笑顔で答えていた。「やっぱりそうだよね。」とぼくはちょっとうれしく思った。なぜ日本人はごはんが好きなのだろうか。世の中にはラーメンにスパゲティ、ハンバーグにステーキと美味しいものが山ほどある。ぼくもこれらは大好きだ。しか入選「世界にほこれる日本のごはん」白子町立南白亀小学校三年浅井聖徳「今日のごはんは、すこしかたいねー」お父さんがお母さんに言いました。すると明日は、ごはんが少しやわらかくなります。ごはんは、水かげんでやわらかくなったり、かたくなったりしますし食べる人によっても好き、きらいがあります。料理によってもかたい方がよかったりもします。ぼくの好きなカレーやチャーハンは、だんぜんかたい方があうとおもいます。国によってもアメリカ米にタイ米、これらは、日本のお米とちがいものすごく長いのには、びっくりしました。でも、ぼくは、やっぱり日本のお米が一番おいしいとおもうし外国の人たちも、そし、続けて食べるとあきてしまう。その点ごはんは不思議とあきない。見た目は白くきれいな粒で、もちもちとした食感に、かめばかむほど甘く美味しくなる。なぜだかわからないが食べるとホッとする。だから好きなのだ。また、ごはんは変幻自在だ。食器を使わなくてもよいおにぎり、お祝いの時の赤飯、体調が悪い時には消化によいおかゆ、具を混ぜた混ぜごはんやお寿司と、いろいろな料理に変身する。調べてみると、単一の食品としては他に類を見ないほどの栄養バランスのとれた食品であることが分かった。なるほど、お米は食品界のエースだ。これらがお米の魅力であり、日本人がごはんを好きである理由なのかもしれない。ぼくは五年生の時に、田植えと稲刈りを体験することができた。春に十五センチほどのかわいい苗を大事に手で植えて、その苗が秋には何倍もの大きさに成長し、田んぼ一面を黄金色に染めていたのを見た時はとても感動した。今度はその稲をかまで大事に刈った。その後、見るのもさわるのも初めてである脱穀機で稲と穂を分ける作業をした。作業は楽しかったが、とても大変で疲れたのを覚えている。これらの体験をしてからは、何気なくいつも見ていた農家のおじさんやおばさんが、このような大変な作業を続け一生けんめいにお米を作ってくれていたのだと、すごくありがたく思えた。そして、こうした農家の方々の努力と心のこもった愛情が、さらにお米を美味しくしているのだと感じた。今年もそろそろ稲刈りの季節だ。美味しく新米が食べられると思うとわくわくする。暑い日も寒い日も雨の日も、大切にお米を育ててくれた農家の方々と、たくさんの陽を浴びて大きく成長した稲に感謝しながら、毎日たくさんごはんを食べたいと思う。そしてお米パワーで勉強もスポーツもがんばりたいと思う。日本はお米がある限り鬼に金棒だ。日本人に生まれて本当によかった。あいあさいきよのりしゅんすけ