ja_201301

JA長生「ちょうせい」vol.444 page 4/16

電子ブックを開く

このページは ja_201301 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

4ちょうせいC H O S E I - v o l .444●ショウガの歴史ショウガの歴史は古く、紀元前300年ごろから栽培されていました。当時は塩やコショウなどと一緒に使った保存食や漢方薬として利用されていました。原産地はインドなどの熱帯アジアで、日本には、2?3世紀ごろ中国から伝わってきました。香味料や調味料としてはもちろん、はちみつや砂糖に漬け込んだ保存食が、高級な食べ物として扱われていたこともあるようです。ショウガが伝わってきたころは、独特の味や香りが山椒と同じ刺激のある香辛料として、ショウガも山椒も「ハジカミ」と呼ばれていました。日本でショウガと呼ばれるようになったのは1600年ごろ江戸時代に入ってからと言われています。ショウガは和・洋・中問わず、さまざまな料理に利用され、中国ではニンニクとともに欠かせないスパイスで、インドでは、カレーのスパイスに。欧米ではクッキーやケーキにも使われます。日本を含むアジア諸国では、生で使うことが多いですが、欧米ではパウダーを使うことが多いようです。ショウガにまつわる行事も日本各地でたくさんあります。関東?中部地方の畑作農村で八朔(8月1日)をしょうが節供といい、新婚の嫁がショウガをみやげに里帰りします。また、ショウガの収穫祝いとして、この時期にしょうが市の立つ祭礼、たとえば東京都港区芝大神宮(8月16日前後)、福岡県太宰府天満宮(9月22日)などがあり、市でショウガを買ってきて魔よけにするところもあります。●ショウガの効果・効能ショウガには体を温めたり、風邪を予防したりする効果があり、古くから薬としても使われてきました。ショウガは独特の香りや風味がありますが、辛味の主成分である「ショウガオール」や「ジンゲロール」という成分が含まれています。ショウガを加熱、乾燥させると、ジンゲロールがショウガオールに変化します。ジンゲロールには、血行促進の作用があるので、身体を温め冷え症を改善します。さらに、吐き気を抑える抗セロトニン作用があり、二日酔いやつわりなどに効果があぽかぽかJA山長夷地区広報協議会合同企画さまざまな効果や効能があり、近年では健康意識の高い女性を中心に注目されているショウガ。世界中で広く利用されています。料理として、薬味として当たり前に使っているショウガのパワーを改めて見直し、上手に活用して、あったかで健康に、冬を乗り切りましょう!(参照:永谷園ホームページ)■今回の特集は、山武郡市・長生・いすみの3JAの合同企画としてお届けします。お正月ショウガで