JA長生「ちょうせい」vol.439

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所改良普及課インフォメーションおいしいお米■登熟期間の水管理食品衛生法の改正により、平成23年から0.4ppmを超えるカドミウムを含む玄米と精米の流通が禁止となりました。カドミウムの吸収を抑制するため出穂後2週間までは湛水管理をし、出穂後25日までは間断かんがいを行い、早期の落水は避けましょう。■収穫期の判定方法稲は刈り取りが早過ぎると籾の充実が不足し、青米などが増えて玄米の品質が低下します。逆に遅くなると水分の低下から胴割米が発生し、やはり玄米の品質が低下します。収穫適期を守って高品質玄米の割合を高めましょう。1出穂後の日数で判定平年並みの気候であれば、出穂後から収穫までの日数はコシヒカリで約38日、ふさおとめで約33日、ふさこがねで約37日です。2帯緑色籾歩合で判定登熟期に高温となる千葉県ではその年の天候による変動が大きいため、帯緑色籾の割合で判断しましょう。少しでも緑色の部分があれば帯緑色籾としてカウントし、その割合が15%の時を収穫適期と考えます。調査をする時は、そのほ場内で生育が平均的なところから平均的な株の主稈(太い茎)を何本か抜き取って穂から籾を脱粒して、200?300粒にいくつの帯緑色籾があるか数えてみましょう。脱粒後はすぐに調べないと見分けにくくなるので御注意ください。3倒伏した場合稲が倒伏すると籾の黄化が進みにくく、穂発芽や変質による変色米の発生が見られることもあるため、上記の判定方法にこだわらず品質が悪化する前に収穫するようにしましょう。■収穫及び乾燥調製時の注意収穫は露のある時間帯を避けます。高水分の生籾を放置すると数時間で変質が始まり、品質が低下しますので速やかに乾燥調製作業を行いましょう。玄米の仕上がり水分は14.5?15.0%とします。■農作業事故に注意しましょう例年、収穫期は多くの事故が発生する時期です。昨年は全収穫作業が終わった後の掃除の際に怪我をした方もいました。最後まで気を抜かず、無事故を目指しましょう。特に、以下収穫に向けて注意することの点に御注意ください。●コンバイン作業の補助作業者コンバインの周囲で刈り残しの穂を手刈りしてコンバインに送る作業をしている人は特に注意が必要です。軍手をはめていると、軍手が引き込まれることがあり危険です。この作業を行う時は、ぴったりしたゴム手袋を選ぶようにしましょう。●重い米袋によるぎっくり腰一度ぎっくり腰になると、その後作業すべてに影響が及びます。作業の前のラジオ体操でぎっくり腰を予防しましょう。4ちょうせいC H O S E I - v o l .439