JA長生「ちょうせい」vol.436

JA長生「ちょうせい」vol.436 page 10/20

電子ブックを開く

このページは JA長生「ちょうせい」vol.436 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所地域振興部改良普及課インフォメーションおいしいお米稲は田植え後に分げつを増やします。5月は稲の穂数が決まる大切な時期です。以下の点に注意して、稲の生長をチェックしてみましょう。●茎数を数えてみる。●葉色の変化をよく観察する。■水管理移植直後(田植え後7日まで)やや深水(5?7cm)にして強風や寒さから苗を保護し、水分の蒸散を防いで活着を早めるのが一般的です。ジャンボタニシが発生するほ場では下記をご参照ください。分げつ期(田植え後7日?)浅水(3?5cm)にして地温を高め、分げつの発生を促進します。除草剤散布後は最低7日間は湛水状態を保ち、落水やかけ流しをしないことが重要です。中干し期(田植え後35日頃?)茎数が目標数の80%に達したら、入水を止めて中干しを開始します。例えば、目標が1m2当たり400本なら320本の時です。■多年生雑草に用心しましょうコウキヤガラ、クログワイ、オモダカなどは塊茎を作る多年生の雑草であり5月頃から目立ってきます。発生しやすいほ場では効果のある中期剤で抑草しましょう。図1クログワイとその塊茎クログワイの葉は松葉のように細く直立している。黒く丸い塊茎は地下50cmのところにあっても芽を出すという厄介者である。写真2コウキヤガラの塊茎5月は稲の茎数に注意しましょうコウキヤガラの塊茎は梅干しの種によく似て硬く、ゲンコツ玉とも呼ばれる。■5月に見られる生育障害と対策深水による分げつの遅れ上記の水管理通り、苗が活着したら、日中暖かい日は浅水にして分げつを促進します。1有機物由来ガスによる根の傷み逆に高温になると地温が高くなり、有機質の分解が盛んになって根ぐされが起きます。わらを長年すき込み続けたほ場は要注意です。2ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)による食害移植直後、稲が弱い時期にジャンボタニシが大発生するとその食害により稲がほとんど残らないこともあります。ジャンボタニシは水中を泳いで移動します。したがって、ジャンボタニシが大発生しているほ場では水深を0近くにするという対処法があります。10ちょうせいC H O S E I - v o l .436