JA長生「ちょうせい」vol.432

JA長生「ちょうせい」vol.432 page 9/16

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

9 C H O S E I - v o l .432ちょうせい農村の文芸第426回【俳句】【短歌】古稀迎え愛しの君や福寿草長南山形文一波しずかつり糸投げて時を待つ茂原中山重平元旦の夜明と共に向い氏は何を願うか朝日に向い茂原関谷英子渋柿がひとつ残りし高枝に今朝は小鳥の啄むを見るついば白子萬﨑智津子皇帝のひまわり友はわが許にダリアと競う金のひまわり茂原山田信子秋実入り柿がずらりと呼んでいる茂原大塚典枝※到着順に掲載しています。※作品には必ず仮名をふり、毎月10日必着でお願いいたします。烏瓜藪にゆれ住むひとりぼっち睦沢加藤秀子霜月の朝日佛段供物染め茂原大塚幸子成人の凛々しき孫の晴れ姿白子片岡ひろ初詣で巫女の姿や孫似合い茂原髙橋良昌意に添わず怒鳴れば噎る喉の餅むせ長南吉野正一嘲笑ふ木枯らし吹けば戯れの阿修羅の如く狂ひて去れりあざわらたわむ長柄白井徳郎夕霧のつつむ山里灯のかすむ睦沢篠田とみ余生とは二人三脚菊日和一宮横山美惠子大杉の参道清め年用意長南矢代守仙正月や百歳迎える義理の兄あやかりたしと日々に思う白子川村節子お汁粉が江戸依り続く三ヶ日男が作る仕来り有りし長南鶴岡正純おじいちゃんのお手つだい日吉小学校二年すず木海とぼくのおじいちゃんは、はたけとハウスにたくさんのやさいをつくっています。オクラやナス、ゴーヤなど、おじいちゃんがつくるやさいは、どれもおいしくて、ぼくは大すきです。今年の夏休みに、ぼくはいとこといっしょにがんばって、おじいちゃんのお手つだいをすることにしました。「やさいは、まってくれないから。」と、おじいちゃんはよく言っています。その日も朝早くからしゅうかくがはじまりました。朝早くてもハウスの中はとてもあつかったです。あせがたくさん出てくるし、のどがとてもかわくし、ぼくは朝からぐったりしてしまいました。おじいちゃんは、いつもこんなことをしているんだなと思うと、やさいをつくることのたいへんさをかんじました。ぼくもいとこもいっしょうけんめいがんばって、なんとかやさいをしゅうかくすることができました。きゅうけいでのんだジュースは、いつもよりおいしくかんじました。これでおわりかと思ったけど、しごとはまだありました。つぎは、ちょくばいじょにしゅっかするために、やさいをふくろにつめるさぎょうがまっていました。おいしく見えるように、きれいにふくろにつめるのは、むずかしいさぎょうでした。スーパーでは、きれいにならんでいるけど、すごいな。しゅうかくしたやさいをもって、いざちょくばいじょへ。おじいちゃんが、きれいにならべてくれました。「ぼくたちがしゅうかくしたやさいが、たくさんの人にたべてもらえるとうれしいね。」といとこと話をしました。おじいちゃんのやさいはおいしいので、みんなにたべてもらいたいです。やさいをそだてるのはとてもたいへんだけど、おじいちゃんのあいじょうたっぷりのやさいはおいしいから、これからもたくさんたべたいです。おじいちゃん、ありがとう。「本当だ。」確かにキジが、鳴いていました。鳥たちも何かを感じるのでしょう。わたしの家族は、大きな被害を受けることもなく、無事でした。しかし、東北が大変なことになっていることをニュースで知りました。津波が、家や車を飲み込み、町や村をおそっていく様子は信じられないものでした。半年以上経った今でも、不自由な生活をしている人たちがたくさんいるそうです。わたしたちの学校でも募金活動をしました。小さなことかもしれませんが、これからもわたしにできることを考え、役に立つことをしていきたいと思っています。