JA長生「ちょうせい」vol.432

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みんなの広場なんでも掲示板8ちょうせいC H O S E I - v o l .432クラスメイトここは読者のみんなが自分の言いたいこと、見せたいものを発表できる掲示板です。楽しく気軽に参加してください!今を大切に長柄小学校六年大塚あやめ一月十七日は、わたしが生まれた日です。毎年、この日が来ると、お祝いをしてもらい喜んでいました。赤ちゃんの時の様子やよく遊んでいたおもちゃの話になり、ちょっとはずかしくなります。でも、わたしが生まれる五年前の同じ日、大変なことになっていたことを知りました。「阪神淡路大震災」です。今まで、わたしは誕生日が近づくとわくわくして、ただただうれしくて、待ち遠しい思いでした。わたしと正反対の気持ちの人がいることなど、少しも考えていませんでした。さらに、こわい出来事が起きました。昨年の三月十一日「東日本大震災」です。わたしたちの学校では、これから六時間目が始まるという時でした。体育の学習をするために、わたしたちは、グラウンドに出ようとしていました。急に窓や戸、その他の物がガタガタと音を立て、今にもこわれそうでした。わたしは、初めて体験する大きな地震に、どうしていいのかわかりませんでした。全校の児童が、グラウンドに避難しました。地面は、ぐらぐらとゆれ、体育館の窓ガラスがゆがんでいました。母が、地震の時は、キジがケンケンと鳴くと言っていたことがあります。冬の花壇を飾ってくれたハボタンや旧正月の窓辺に愛らしい花を見せてくれたフクジュソウなどは、2月末ごろになると、とう(花茎)が立ったり、花が終わったりする時期になります。今年のお役は御免という状態ですが、ハボタンはもう「一花」咲かせ、フクジュソウは来年に向けて、「英気」を養ってもらいましょう。ハボタンはキャベツと同じ植物が祖先とされています。そんな祖先から、葉の色や広がり方に注目して改良したものですので、キャベツと同じように、2月後半になって、気温が上がってくると、とう立ちし、花が咲きます。花が咲いて種子ができると枯れてしまいます。ですから、一般的には、この状態になるころには、引き抜いて捨ててしまいます。でも、種子を付けないようにしておくと宿根草のように長生きするようになります。とうが伸び切ったときか、蕾(つぼみ)ができたところで、花茎を切り捨ててやると、やがて、枝が出てきて、変わった姿のハボタンの株になってきます。踊りハボタンとか枝ハボタンとか呼んでいます。二年子ハボタンと呼ぶ人もいるようです。一方、旧暦の正月ごろに咲くので、「元日草」という異名もあるフクジュソウは、鉢植えで楽しんだものは、捨ててしまわないで、来年も花を咲かせてくれるよう、養生してやります。フクジュソウは寒さには強いのですが、暑さには弱いので、2月末ごろ、落葉樹の下に植え直しておきましょう。鉢植えのまま埋めておいてもいいでしょう。他の宿根草より早く芽が動きだす日本サクラソウは、2月初めが植えどきになりますので、注意しましょう。春先には、春の花壇作業が始まりますので、3月半ばからは、地ごしらえなど植え付け前の準備をしておきましょう。四季の花づくり早川京子ハボタンにもう「一花」期待