JA長生「ちょうせい」vol.431

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報営農新着便農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所地域振興部改良普及課インフォメーション6作物を安定生産するため、品質の良い堆肥を適量施用することが効果的です。堆肥を施用すると、土壌が改善され、地力を高めることができます。■堆肥の施用効果1物理的効果作物の根が生長するには、水分と酸素が必要です。堆肥が施用された土壌は、水分と酸素をよく含む団粒構造が発達します。根が良く伸長し、養分を吸収しやすい土になるのです。2化学的効果雨水により流防しやすいアンモニウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの養分を保持する土壌の能力を高めます。また、堆肥は、火山灰土壌などに多く含まれる活性アルミニウムと結合して、障害を抑えます。3生物的効果土壌中に、ミミズなどの中小生物や微生物が増加して活動が盛んになり、施用した堆肥だけでなく、土壌中に蓄積されていた有機物の分解も促進され、作物が利用できるようになります。また、病原菌の活動が抑えられ、病気の発生を少なくする効果も期待できます。4栄養分の供給堆肥には、窒素・りん酸、カリウムのほか、鉄・亜鉛・銅・マグネシウムなどの作物に必要な微量要素が含まれており、作物が直接利用することができます。また、堆肥は、徐々に分解されるため、効果が長く続きます。■堆肥の入手方法現在では、量販店の園芸コーナーに様々な種類の堆肥が手軽に利用できる状態になって販売されています。しかし、面積が広いと堆肥の費用もかさみます。そんな方は近くの畜産農家から堆肥を譲り受けましょう。家畜ふん堆肥は、家畜の種類、生産方法や含まれる副資材などにより、成分が異なります。作物や利用目的にあった堆肥を選びましょう。一般的に、家畜ふん堆肥は、各種成分が多く肥料効果は高いのですが、多く施すと濃度が高くなりすぎることもありますので注意が必要です。はたけの話ちょうせいC H O S E I - v o l .431家畜ふん堆肥を上手に利用しましょう環境問題や安全性に対する関心が一層高まる中で、廃棄物の処理および清掃に関する法律により廃棄物処理に関する規制が強化されています。農業用廃プラスチックについては、排出事業者(農家のみなさま)が自らの責任で産業廃棄物として適正に処理をすることが義務づけられています。使用済みの農業用ビニールやポリエチレンフィルム(農業用廃プラスチック)の全量回収にご協力ください。農業用廃プラスチックの野焼きや不法投棄は同法により禁止されており、違反した場合は、厳しい罰則(5年以下の懲役・1,000万円以下の罰金)が科せられます。回収された農業用ビニールは、千葉園芸プラスチック加工株式会社の処理施設で再生処理され、塩化ビニール製品の原料として再利用されます。また、ポリエチレンフィルムは燃料として有効利用されます。廃プラスチックの回収に関しましては、各市町村にあります「廃プラスチック対策協議会」(事務局は市町村)やJA各支所、または購入された販売店にご相談ください。異物混入にご注意ください。最近、処理工場から出荷したリサイクル製品にゴム片などの異物が混入し、販売先から返品される事故が発生しています。原因は、回収された使用済みビニール内への異物混入によるものです。使用済みのビニール、ポリを結束する際に、ゴム片(バンド・テープ・手袋)、金属類(ハサミ・カマ・固定金具・缶等)、植物片(作物残渣・木・竹)、パッカー、石など、プラスチック以外の異物が混入しないよう、農家のみなさまのご協力をお願い致します。また、農ビにつきましては結束も農ビを使用してください。農業用廃プラスチックは適正に処理しましょう搬入対象品目規格対象品目規格(重さ15kg程度まで)結束その他塩化ビニールフィルムハウスから取り外した被覆資材と同種類のものを紐にするその他ポリエチレン系フィルムについては、ご相談ください。登録番号記載対象品目規格(重さ15kg程度まで)結束その他ポリエチレンフィルム・農酢ビ・農PO(軟質系)同上又はマイカー線登録番号記載不要同上又は杭を利用したグルグル巻き