JA長生「ちょうせい」vol.429

JA長生「ちょうせい」vol.420 page 5/16

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

5 C H O S E I - v o l .4 2 9ちょうせい食欲の秋到来!秋野菜あれこれお役立ちノート今月の特集●効用:「ネギオール」成分が風邪のウイルスに対する殺菌作用による風邪の初期症状、喉の痛みなどを緩和。香り成分「硫化アリル」による血行促進、保温作用。●メモ:栄養成分が多いのは緑色の部分。薬効があるのは白い部分で、殺菌、抗菌、発汗作用がある。風邪のひきはじめには、味噌汁に、白い部分を刻んで沢山入れて、飲むとよい。■トマト●栄養素:ビタミンA・B6・C、カリウム、食物繊維、鉄●効用:赤い色である「リコピン」の強力な抗酸化作用による老化防止、肌や皮膚を若々しく保つ美容作用、ガンの予防効果。またビタミンCはじめ脂肪の代謝を円滑にするビタミンB6、血液中の塩分を排出し高血圧予防に効果的なカリウムなどの栄養素が豊富なうえ、便秘の改善や老廃物、有害物質の排出促進効果で生活習慣病(成人病)予防に効果的。■さつまいも●栄養素:食物繊維、ビタミンB1・C・E、カリウム●効用:豊富な食物繊維による便秘解消はじめ、色素に含まれる「アントシアニン」の強い抗酸化作用によるガンの予防効果やビタミンCによる風邪予防効果など。●メモ:さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているので、加熱による損失が少ない。■ブロッコリー●栄養素:ビタミンC・B1・B2・E・K・U、カロチン、鉄、食物繊維など、野菜の中でもとくに、栄養バランスに優れる栄養キング。●効用:「β-カロテン」「イソチオシアナート」「セレン」などのガン予防効果などで抗ガン作用抜群の野菜。またビタミンC・Eなどによる美容・細胞の老化防止、風邪の予防効果。鉄分とビタミンCによる貧血予防・冷え性改善など。●メモ:油を使って調理するとβ-カロテンなども吸収率アップ。ゆでた後、水にさらさない。水にさらすと栄養成分が損失しうまみも減少。芯の方がビタミンCが多い。■れんこん●栄養素:ビタミンC(根菜類の中でもっとも豊富)・B1・B12、食物繊維、カリウム、ムチン(粘りのもと)●効用:ムチンによる胃壁の保護効果による胃炎、胃潰瘍の予防。滋養強壮。ビタミンB1 2による悪性貧血防止。タンニンの抗酸化作用・殺菌作用による下痢の改善。美容、老化防止など。●メモ:一度に食べ過ぎると、胃腸をこわすことがあるので、過食に注意。■ぎんなん(銀杏)●栄養素:主成分は糖質、脂質、タンパク質。カリウムの優れた供給源で高血圧の予防に効果。ぎんなんは栄養の期待よりも薬効として、喘息の治療や咳止め、夜尿症・頻尿の改善などに漢方として古くから利用されている。●効用:高血圧予防、疲労回復、滋養強壮、夜尿症・頻尿の改善、たん・咳止め、喘息の改善。●メモ:ぎんなんは、一般的に茶碗蒸しや天ぷらなどで食べますが生は禁物です。子供のおねしょの改善に焼きぎんなんを4?5粒くらいを与えます。大人は10粒くらいまでにしましょう。いちょうの葉にも薬効があり、いちょう葉エキスの健康食品として高血圧予防、ボケの予防や改善などに売られています。