JA長生「ちょうせい」vol.429

JA長生「ちょうせい」vol.420 page 4/16

電子ブックを開く

このページは JA長生「ちょうせい」vol.429 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

食欲の秋到来!秋野菜あれこれお役立ちノート4皆さん、夏の疲れは取れていますか?暑かった夏を何とか乗り切ったものの、過ごしやすい秋の訪れとともに疲れがどっと出てしまう、ということがよくあります。これが夏バテならぬ秋バテ。こんな夏の疲れには、旬の秋野菜がぴったりです。土から栄養をたっぷり授かった秋野菜は夏の疲れを癒してくれる救世主。今回はそんな秋野菜の栄養面をクローズアップしました。栄養タップリ秋野菜『冬に備える力』を蓄えた秋野菜。寒い冬に備えながら土の栄養をたっぷりと吸収して育つのがこれからが旬の野菜たちです。私たちは秋野菜を食べることでその力を借り、冬に備えた体づくりを行います。7月号でご紹介したように、多くの夏野菜は体を冷やしてくれます。同じように、冬を前にした体に滋養を与えてくれるのが秋野菜。「食欲の秋」とは、実は”夏の疲れをリセット“するためなのかもしれません。旬のおいしい秋野菜を組み合わせて、焼く・揚げる・蒸す・煮る…など調理法を変えたり味付けを変えながら、飽きずに野菜をたっぷり食べてヘルシーな秋をお過ごしください。■イチジクイチジクは野菜ではなく果実ですが、今号の表紙でも取り上げた旬の味ということで、ここで最初にご紹介させていただきます。イチジクは、不老長寿の果物と言われるほど栄養価や薬効が高い果物。ペクチンという食物繊維を含んでいて、腸の働きを活発にするため、便秘に効果があるのは有名です。よく熟した実を1日に2?3個食べれ今月の特集ちょうせいC H O S E I - v o l .4 2 9ば、効果が得られます。また、イチジクの実には酵素が含まれ消化作用を促進させるので、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いになりにくいと言われています。そのうえ、イチジクはアルカリ性食品なので健康と美容に気を使う方に特に好まれます。その他にも炎症などを抑える働きもあり、喉の痛みを抑えたり、黄疸の治療にも有効とされています。【イチジクの選び方】切り口が乾燥していないもの、実の赤紫色が全体的に均一で、しなびていないものを選びます。果頂部が割れて、中が少しのぞいているくらいが熟していておいしいです。■ナス●栄養素:ビタミンB群・Cなどのビタミン、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などをバランス良く含む。●効用:生体調節機能が優れていると言われ、特に豊富に含まれる食物繊維は便秘を改善し大腸がんを予防したり、血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満を防ぐ効果がある。また皮に含まれる紫黒色の色素「アントシアニン」には抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれ、体の老化や動脈硬化の予防、がんの発生・進行を抑制するなどの作用がある。■秋冬(しゅうとう)ねぎ●栄養素:カリウム、ビタミンC、カルシウム