JA長生「ちょうせい」vol.427

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

お酢のミラクルパワーを活用しよう!4台所に必ず常備されている調味料のひとつがお酢ではないでしょうか。このお酢、おいしいお料理はもちろんのこと、健康、ダイエット、食欲増進に殺菌効果など、思いつくだけでもこれだけの能力を秘めた、とってもすごい調味料。今回は、この食酢(酢)のミラクルパワーをご紹介いたします。〈お酢は人類最古の調味料〉お酢は、保存していたお酒に「お酢の菌(酢酸菌)」が付着し発酵したことで偶然にできたものと言われています。だから、日本酒を飲む日本では「米酢」、ウィスキーを飲むイギリスでは「モルトビネガー」、フランスやイタリアでは「ワインビネガー」が主にお酢として使われているのです。この酢の起源はとっても古く、紀元前5000年頃の古代バビロニア人は干しぶどうやナツメヤシを利用してお酢を造っていたと言われ、文献では「旧約聖書」のなかにお酢で造った飲み物の話があるほどです。〈健康と美容にお酢パワー〉お酢は昔から「体にいいもの」と世界各地で伝えられており、ギリシャの学者ヒポクラテスは、病みあがりの病人にお酢を摂るように勧め、古代エジプトの女王・クレオパトラも美貌を保つ為に酢を愛用したといわれます。また、中国でも周の時代に、お酢は漢方薬としてその効能が認められていたと言います。■お酢の効能●食欲増進食酢の持つさわやかな酸味が嗅覚と味覚を刺激し唾液や胃液の分泌を促し食欲を増進させます。●減塩食酢には塩味を引き立たせる働きがあり、塩分を少なめにする代わりに食酢を加えることで、おいしく仕上がります。●防腐主成分の酢酸に細菌の増殖を抑える防腐効果があるため食酢を使った料理は腐りにくいと言われています。ピクルス、らっきょう漬け等の酢漬も食酢の保存力を利用した一例です。●疲労回復運動をしたあとなどエネルギーを消費し、疲れを感じます。このような時、飲んだり食べたりしてエネルギーを補給しますが、食酢を一緒に摂るとエネルギー源を効率的に再補充し、すみやかな疲労回復につながります。(参考:全国食酢公正取引協議会資料)●その他お酢には血管を拡張して血液の流れを良くし、血圧を下げる働きがあるため「高血圧の予防」や、体を酸性体質からアルカリ性体質に改善することから「疲労回復作用」、さらに「カルシウムの吸収率向上」や「血中コレステロール値の上昇抑制」といった、健康面での効能や効果がおおいに期待できるとされています。〈お酢の応用利用法〉■お酢で煮くずれ防止お酢にはタンパク質を固める作用今月の特集ちょうせいC H O S E I - v o l .4 2 7