JA長生「ちょうせい」vol.426

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

みみよりあぐり情報おいしいお米農業に従事される皆さまに知っておいていただきたい情報。長生農業事務所地域振興部改良普及課インフォメーション67月の管理作業は、稲の収量や品質に大きく影響してきます。基本を守って、適期に管理作業を行いましょう。■水管理中干しが終了したら、出穂3週間前まで間断かんがいを行い根の活力を維持します。間断かんがいは足跡に水がなくなって数日後に入水(浅水)を繰り返します。■カドミウム対策食品衛生法が改正され、カドミウム濃度が0.4ppmを超える玄米・精米は流通禁止となります(2011年2月28日施行)。出穂3週間前から出穂後2週間は湛水管理することで玄米のカドミウム濃度を低く抑えることができます。■穂肥最近利用が普及している基肥一発肥料は、穂肥の散布の必要はありません。施用量と時期の基本は次のとおりです。出穂18?20日前の幼穂形成期(幼穂長が1cmのとき)が散布適期です。施肥量は窒素量で3kg(10アール)です。粘土質のほ場では施用量を半分程度にしてください。これより早い穂肥は、倒伏の原因になります。遅い追肥は穂が小さくなり食味が低下します。■カメムシ対策斑点米の原因となるカメムシ対策は薬剤の防除と併せて畦畔の草刈りが有効です。畦畔の草刈りは出穂の2週間前には済ませておきましょう。出穂してからの草刈りはカメムシを水田に追い込むことになります。カメムシの薬剤防除は散布労力の軽減から、稲体に直接散布する粉剤ではなく、水稲の根から殺虫成分を吸収させる粒剤の利用が増えています。また10アール当たりの散布量がわずか250gという少ない散布量で済む「スタークル豆つぶ」も販売されています。■ジャンボタニシ対策ジャンボタニシは植え付け直後の苗を食害する外来生物です。水田の畦畔や水稲に付いている明るいピンク色のかたまりはジャンボタニシの卵です。今まで発生が見られなかった地域にも拡大しています。ジャンボタニシは見つけ次第捕殺し、卵は水中に沈めてしまいましょう。(産みたての卵は水中では生きられません。)ちょうせいC H O S E I - v o l .4 2 67月の稲作のポイント図水稲の生育と水田管理のスケジュール写真ジャンボタニシ(2本のツノが特徴です。)※幼穂形成期・出穂期は品種または田植時期によって異なります。4月湛水管理湛水管理3週間2週間間断かんがい田植中干落水収穫出穂期草刈終了幼穂形成期間断かんがい5月6月7月8月9月