JA長生「ちょうせい」vol.420

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概要:
JA長生の広報誌「ちょうせい」

4日本人の食生活が多様化し、お米の消費量が年々減少し続ける中、注目を集めているのが「米粉」です。最近では製粉技術の進歩により、パンやケーキ、お菓子、麺類など幅広く利用されています。また、米粉独自の性質や食感を活かした料理もたくさん作られ、新たな食材として注目されています。「食料自給率向上」と「米の消費拡大」。米粉はこれらの問題の救世主として期待されています。今回の特集では、そんな米粉の秘密と魅力に迫ります。この特集はJA長生、いすみ、山武郡市の合同特別企画です。これを機に「米粉」の楽しみ方を見つけてください。米粉とはその名の通り、お米を粉状にしたものです。最近よく耳にするようになった米粉ですが、歴史は古く、奈良時代からせんべいや和菓子などで利用されてきました。一口に米粉といっても種類はいろいろ。うるち米を原料に、柏餅やせんべいなどに利用する上新粉、もち米を原料に、白玉だんごなどに利用する白玉粉・主に和菓子に利用する道明寺粉など、調理する用途によって、広く使い分けられています。米粉がこれまで以上に応用がきくようになった背景には、製粉技術や加工技術の発達が大きく影響します。従来の米粉を更に細かく製粉する技術が開発され、それにより製粉された、微細粉を一般的に「米粉」と呼んでいます。1おいしい新食感米粉をパンや麺に利用すると、もっちりとした弾力のある食感に、クッキーなどに利用するとサクッとした食感になります。調理方法によりいろいろな食感が楽しめます。米粉ならではの新しいおいしさです。2料理のレパートリーが広がる歴史を振り返ると、米粉は菓子類に利用されることが多いですが、野菜や肉、魚などにも相性抜群。辛いもの、甘いもの、すっぱいものなど、いろいろな調味料や食材と合うので、調理方法もさまざまです。組み合わせも多く利用でき、食卓を囲む楽しみも増えます。3油を吸いにくいのでとってもヘルシー米粉は小麦粉に比べると油の吸収率も低く、比較をすると、小麦=50%弱、米粉=30%弱と、米粉のほうが低吸収です。揚げ物で米粉を使うと、軽くてとってもヘルシーに。また、時間が経ってもサクサク感が続くので冷めてもおいしく食べられます。4お米だから栄養たっぷり米粉はお米を細かく粉砕しただけなので、栄養価も高いまま。エネルギー源である炭水化物、体の基礎を作るタンパク質を始め、ビタミンも含まれているので栄養満点です。またタンパク質はアミノ酸で構成されますが、米粉は、人に必要なアミノ酸のバランスが優れています。5手軽でおいしく簡単に調理できる米粉にはグルテン(タンパク質の一種)が含まれていないため、ダマにならず、固まりにくいので、ふるう必要がありません。また、サクサク感やモチモチ感を出すだけでなく、とろみをつけることもできます。これは米粉に含まれるデンプン質(糖質)が関係しています。米粉は、さまざまな食感を生み出し、簡単に、おいしく料理が作れ、何にでも対応しているのでとても優秀。イチ押しのひと品です。ちょうせいC H O S E I - v o l .4 2 0知ってる!?今話題の米粉について、ご紹介します。米粉のこと米粉って?米粉のココがすごい!JA山長夷地区広報協議会合同企画